特徴
■ 高齢者介護向けに開発された、おむつ内の排泄を検知するセンサーシステム「おむつモニター」は、匂いや湿度のセンサーで排泄物を検知し、介護者にリアルタイムで通知することで、衛生状態の改善や不快感や床ずれの予防につながります。
■ 複雑な設定なしで設置でき、LPWA技術で遠距離でも通信が可能で介護施設で活躍します。
■ シンプルな構成でWIFI施設も電気工事も不要な安価でありながら、高性能なシステムです。

イラスト画面
- ウンチマーク:排便(大、小)、水滴:排尿(大、小)、温度、電波強度、空のベッドは29度以下
- それぞれのNOのウィンドウをクリックすると対応するNOの1か月分のグラフを表示します。

トレンドグラフ
トレンドグラフの種類は:2時間、12時間、1日、5日、10日、1か月、日にち指定(1年間)があります。
- 下図の青い線の湿度が下がっている個所は場所は青い矢印で示しています。この時間で布団を開いておむつ点検したことが分かります。
- 水色の山は排尿を表し、茶色の部分は排便を表します。
- 茶色の線はニオイを示します。オナラでは排便とみなしません。
- 寝具内の内部の温度も見ることが出来ます。寝具内の温度は33度程度が安眠できる温度とされています。
- 寝具内の温度が室内温度になっている場合は、センサ位置が適正でないことを示します。

おむつモニタの設置には工事が不要です。
1.一般的な無線方式(設置費と工事費と中継器機材が必要)
- WiFiの到達距離は見通し半径50m〜100m程度、ドアや壁で到達距離は極端に短くなります。
- WIFIを使うシステムでは電波が到達させるためには複数の中継装置が必要です。
- 中継装置の設置場所は電波の強度を測定して最適な場所を選定します。
- 中継装置を設置する場所は電源が必要です。
- WIFIの端末ごとにSSIDとpasswordの設定が必要ですから設定がひつようです。
2.「おむつモニター」の設置には工事が不要です
- LPWAの到達距離は見通し半径3000m〜10000m程度、ドアや壁で到達距離は短くなりますが、施設内では中継器なしで使用できます。
- ユザーサイドで設置も運用も行えます。
注意
- 防水シーツの下では使用できません。膝までの防水シーツを使用し、防水シーツの端にセンサーセットします。
- シーツ交換時にセンサーが移動する事がありますから、センサーケーブルをテープで固定する事をお勧めします。
- センサーは防水でないので防水カバーを被せて使用できます。
- センサーが壊れた時は交換すれば回復します。
- 夏場は寝具内にニオイが残るように、夏掛けのご使用をお勧めします。
パソコンの設置
このパソコンはLinuxを使用した専用パソコンとなっています。そのため安定した動作と簡単操作が可能となっています。
- センター受信機をUSBに挿し、パソコンの液晶のマジックテープに固定します。
- モバイルルーターを使用しますときはUSBに接続し、モバイルルーターのボタンを長押しします。
- パソコンの電源を入れます。
- WIFI設定を行う。 WIFIは使用しなくてもシステムは作動しますが、WIFIを設定しますとメールを送信できたり、スマホからパソコンと同じ画面を見ることができます。
- 10分くらいでセンサーが準備を終えます。
- 画像が変化しない時は再起動してください。
- 排泄時のチャイムの大きさはF11で大きく、F10で小さく、F9で消音となります。
- 画面表示はイラスト、2時間グラフ、12時間グラフ、1日グラフ、5日グラフ、10日グラフ、日付け指定グラフが表示できます。
- イラストの表示内容。

- 30度以上になると、ベッドに人が表示されます。
- 排便マークと排尿マークは、それぞれ大小2段階で表示されます。
- アンテナの本数が少ない場合は、アンテナを垂直に立て、センサー制御装置を高い所に移動してください。

パソコンの停止
- Windows 10とほぼ同じ操作です。画面左下の「m」マークをクリックしますと、赤い電源マークが表示されます。この電源マークをクリックしますと、「再起動」や「シャットダウン」などのオプションが現れるので、適切なものを選択してクリックします。
WIFI設定
WIFIは使用しなくてもシステムは作動しますが、WIFIを設定しますとメールを送信できたり、スマホからパソコンと同じ画面を見ることができます。

スマホでパソコンと同じ画面が見えます
館内でWIFIが使える場合、またはオプションのクラウドを利用した場合
- パソコン画面の右上の部分のMy URLをスマホに設定します。 例:192.168.2.119/kaigo/index1.php
- パソコンと同じ画面が表示できます。
- スマホのホーム画面に追加します。
- 以後はスマホのホーム画面のアイコンから表示できます。


システム設定の要約
- センサーをシーツの下に設置し電源を入れる
- センタの受信器をパソコンのUSBに挿入
- パソコンの電源を入れる
初めてパソコンに電源を入れる場合(注意)
- 設定を全て完了しパソコンを立ち上げた後、一度パソコンの電源を落とし、センター受信機をUSBから取り外します。
- 再度センター受信機をUSBに挿入した後、パソコンを立ち上げて下さい
動作検証の方法
- パソコンとセンサー制御装置を立ち上げ30分以上たってから検証をはじめます。
- グラフを2時間に切り替えます。
- 排泄で回収したおむつにセンサーを近づけます。
- 尿は数分後には上昇します。
- 数分後ににおいの茶色の線が上昇します。
- 約10分後に茶色の排便が上昇します。(10分間においが持続した場合は排便とします)
- 画面をイラストに切り替えると「ウンチマーク」や「オシッコマーク」が表示され、チャイムが鳴ります。
- チャイムの音量はF6、F7、F8で調整してください。
- 画面の明るさはF2、F3で調整します。
- センサーの値が変わらない時は、センサー制御装置の電源を抜き、数秒後に再度差し込んでください。
- 排泄の検知精度はセンサーを設置してから1日経過後から検知精度は向上します。
ニオイの強いアルコールは使わないでください。。