高齢者の離床・転倒・徘徊センサー

このシステムは、LiDAR 技術を使用して高齢者の離床、転倒、徘徊を検知するセンサー システムです。
このシステムはチャイムで介護者に警告し、LORA (長距離無線) 通信を使用しているため、Wi-Fi を必要とせずに最大 40 個のセンサーを監視できます。
プライバシーが確保され、動きを検知する特許取得済みの技術を備えています。このシステムは個室用に設計されており、専用モニタにリアルタイム通知を提供します。

離床・転倒・徘徊センサの基本

 

  • LiDAR(ライダー)「light detection and ranging」と呼ばれる装置で、レーザー光を360度照射し、物体までの距離や方向を測定します。
  • これをベッドの下に置いて人体の距離と大きさを測り、転倒と離床を判定します。
  • 離床・転倒・徘徊を検出した場合はチャイムを鳴らします。
  • 高速で足や人体を検出する事ができます。分解能は0.5度で最大計測距離は7mとなります。
  • LORA(長距離無線)を内蔵しているためWIFIは不要です。

システム構成

 

  1. 離床・転倒・徘徊でチャイムを鳴らします。
  2. 介護者は表示のみです。
  3. チャイムの停止は画面をタッチしてください。
  4. チャイム停止でも新しい警報が発生するとチャイムは鳴ります。
  5. 40台までのセンサ端末を表示できます。
  6. LORA(長距離無線)で接続するためWIFIは不要です。

 


検出の方法

原理

  • ベッドの下から放射状に広がる線はLiDarのレーザー光線です。
  • ベッドの周辺の水色の部分に足がかかると離床と判定します。
  • 緑は転倒した人を表します。

ベッドから降りると離床と判定します。

離床


座込んだり寝転ぶと転倒と判断します。

転倒


部屋から出れば徘徊と判定します。

徘徊


人の動き始めがベッドか入口かで介護士か高齢者を判断し、介護士の場合は退出するまで離床・転倒・徘徊を検知しません。

介護士入室


センサ

LiDarセンサ

  1. 個室対応、多人数部屋には対応していません。
  2. ベッドから一番遠い所に入口がある部屋に適用しています。
  3. スリッパの影響を避けるため端末装置は10cm位のブロックの上に設置します。
  4. 正面(LEDがある面)を中心に90度、合計180度を監視します。
  5. ACアダプタを接続すると部屋の形状の計測を開始しますので、速やか(15秒以内)に退室してください。15秒後から30秒まで部屋の形状を測定します。
  6. 本体を軽く振動させると、部屋の形状の再計測を開始します。
  7. LEDの表示(眩しい場合は穴を塞いでください。)
    • 緑の点滅:部屋の形状測定
    • 緑:正常
    • 赤:離床
    • 赤の点滅:転倒
    • 青の点滅:徘徊
    • 青:介護

スマホ(android)

  1. 端末装置にWIFIが必要です。
  2. センター表示装置は不要です。
  3. 端末の最大は30台です。
  4. 複数のスマホに表示できます。
  5. スマホのアプリは個人用と施設用があります。
  6. アプリ設定が必要です。

離床転倒センサーのPDFはこちら