• 見守りシステムの概念

高齢者の家族と世帯

高齢者のいる世帯は全体の4割、そのうち「単独世帯」・「夫婦のみの世帯」が過半数

65歳以上の高齢者のいる世帯は増え続けており、平成25(2013)年現在、世帯数は2,242万世帯であり、全世帯(5,011万世帯)の44.7%を占める。
三世代世帯は減少傾向である一方、親と未婚の子のみの世帯、夫婦のみの世帯、単独世帯は増加傾向にある。平成25(2013)年現在、夫婦のみの世帯が一番多く約3割を占めており、単独世帯とあわせると半数を超える。

一人暮らし高齢者は増加傾向

一人暮らし高齢者が高齢者人口に占める割合は、昭和55(1980)年には男性4.3%、女性11.2%であったが、平成22(2010)年には男性11.1%、女性20.3%となっている。
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以上内閣府平成27年版高齢社会白書より抜粋

65歳以上の親族のいる一般世帯では核家族世帯,単独世帯の割合が拡大

65歳以上の親族(高齢親族)のいる一般世帯は,15,044,608世帯(一般世帯数の32.2%)で,平成7年に比べ2,264,377世帯,17.7%増加した。
このうち,核家族世帯は6,797,909世帯(高齢親族のいる一般世帯数の45.2%)で31.7%増,単独世帯は3,032,140世帯(同20.2%)で37.7%増と大幅に増加しており,高齢親族のいる一般世帯では核家族化の進行と単独世帯の割合の拡大が顕著となっている。
高齢親族のいる世帯の割合が最も高いのは,山形県の49.8%で,以下,島根県が48.1%,秋田県が47.8%と続き,主に日本海側の各県で高くなっている。一方,最も低いのは神奈川県の24.7%で,以 下,埼玉県が25.1%,東京都が25.4%と続いている。

65歳以上の女性の5.6人に1人は単身者

高齢単身者(65歳以上の単独世帯)は,3,032,140人で,平成7年に比べ829,980人,37.7%増加した。また,高齢単身者が65歳以上人口に占める割合は13.8%と平成7年(12.1%)に比べ拡大している。
高齢単身者数を男女別にみると,男性が741,647人,女性が2,290,493人で,女性が男性の3.1倍となっている。また,65歳以上人口に占める割合は,男性が8.0%,女性が17.9%となっており,65歳以上の女性の5.6人に1人は単身者となっている。
65歳以上人口に占める高齢単身者の割合が最も高いのは,鹿児島県の22.0%で,以下,東京都が20.3%,大阪府が19.4%と続いている。一方,最も低いのは山形県の6.9%で,以下,新潟県が7.9%,茨城県が8.6%と続いている。
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総務省統計局 2000年国勢調査より抜粋

離れて暮らす単身高齢者

親と離れて暮らす単身者は、毎日電話でコミニケーションを取っていても、家族は「昨晩はよく眠れたのか」、「食事はバランスよく食べているのか」、など心配は尽きません。

毎日の電話をしない家族の場合は、余計に心配です。毎日の睡眠時間や活動状況を見守る装置があれば安心できます。

身寄りのない単身高齢者

この場合は社会や地域で見守っていく行かなければ悲惨な孤独死を防ぎきれません。この人たちを見守るには新聞配達、宅配、近隣の人、大家さんなどが協力して見守る必要があります。

特に低所得者を対象にしている公共住宅は高齢者の割合が高く、近隣の人達も老齢化しているために他人を見守る力がなくなっています。

大家さんがある場合は、賃貸管理の一環としてプライバシを侵害しない形の見守りシステムを導入しなければいけないと考えられます。12時間以上生活反応がなくなれば異変があったと考え、訪問して状況を確かめ、救急車を呼ぶなどのしかるべき対応を取る必要がります。

この場合は第三者が見守るために、プライバシについては十分配慮されたシステムとする必要があります。 一般的に単身高齢者の家では、インターネット環境がないためインタネット接続装置を備えた見守り装置である必要があります。

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世界中で高齢化が進行

20世紀になって世界の人口は爆発的に増加したため、21世紀は爆発的に増えた人口が高齢化し、世界中で高齢化という難問を抱えていることになる。

医療技術の進歩と食料事情の改善で平均寿命は、どんどん長くなっていった。以前は癌の告知は本人にしなくて、家族に話していたが、今や癌は本人にも告げられる。もはや癌を不治の病と云う人はいない。
癌の治療薬も進歩し、そのうち平均年齢が100歳以上になるかもしれない。アルツハイマや寝たきりで人生を送りたくないので、これらの治療薬の開発を進めてもらいたい。

2030年には団塊世代が80歳を超える。この世代の人口は800万人。この人たちがアルツハイマや寝たきりになった場合、介護や医療はどうなるのだろう。今の日本の借金は約1000兆円、消費税をちょっとばかり上げても、また相続税を上げても無理だろう、超インフレでも起こさないと返済できない。その時は日本発の大恐慌になるかも。

孤独な高齢者

隣近所で懇意にしていたお隣さんも、近頃は会えなくなり、長電話していた友人も亡くなりました。

古き良き時代なら、お孫さんが増えて笑ったり、怒ったりし、毎日が楽しい日々を送ることができました。しかし、核家族化の進んだ現在社会では、歳を経るほど孤独になっていきます。

社会現象ともいえる「オレオレ詐欺」も孤独な高齢者を狙ったもので、多くの家族と一緒に暮らす高齢者には有りえない詐欺です。

孤独な高齢者は、電話でも優しく話してくれると、それだけで良い人と勘違いし、詐欺に引っかかってしまうのです。NHKでいろんなケースを紹介し、詐欺に合わないように説得しているのですが、詐欺は減ることはないようです。

高齢者の遠距離介護をしている場合に、一番気にしなければいけないことは孤独感を少なくすることです。
それには毎日の電話や長電話も必要ですが、介護ヘルパーやデイサービスなどを積極的に利用し、高齢者が人と接触する機会を増やすことです。

孤独の問題以外で気を付けないといけない事

  • 強盗や詐欺に合わないために大金を持たせない。
  • 他人が家に出入りする人が多くなるため、現金をできるだけ持たせず、お金の振り込み等は家族が代わりにする。
  • 火災の原因となる、アイロンやガス器具は使わないで、火の出ないIH調理機を使うようにする。
  • 掛かり付けのお医者さんやケアマネジャーとは出来るだけコンタクトしておく。
  • ガスや石油ストーブは使ないで、熱効率の良くなったルームエアコンを夏でも冬でも使う。

人間は日の出で目覚め、日中は野良仕事で汗を流し、日が落ちると眠る生活が本当は良い。これに近い生活習慣で元気で健康な長生きを心掛けよう。

健康で長生きする。

骨粗鬆症

高齢者は運動をしないため、お腹が空かない。当然、食事の量も少なくなり、栄養が不足してくる。特にカルシュウムの不足は危険です。日光にも当たらないとビタミンDの不足にもなり骨粗鬆症となりやすい。

骨粗鬆症になるとチョットしたことで骨折になり長期間ベッドで過ごすことになります。

老人が病気やケガで長期間ベッド生活をすると、立つこともできなくなり、痴呆になることが多いことは、一般に知られています。

NASAの耳石説

先日「ためしてガッテン」の志の輔が言っていました。NASAが宇宙飛行士が帰還すると、立てなくて起き上がれない状態となる事の原因を発表しまた。

それは耳石と言って耳の中にある平衡感覚を司る機関が、無重力の中では作動せず、これにつながる体中の筋肉が制御できない状況に陥るそうだ。これはベッドに長期間横たわっていると耳石が動かないため、宇宙飛行士の帰還時と同じ現象と思える。

長期間のベッド生活でも、半身を起き上がったり、寝返りを繰り返したり、常に頭を動かす事が、耳石を動かし筋肉のコントロールを衰えさせない重要な方法だ。そうすれば、治療が終わって短期間に元通りの生活に戻れる。

この事を治療中の本人に教えて、ベッド生活を送ってもらうことが肝心だ。体を動かす事は、お腹も空き食事も多く食べられる。それは栄養を取ると云うことだ。

医者は点滴で栄養を補給する事が多い。しかし、点滴する事で空腹感は薄れ、食事も食べられなくなる。栄養剤の点滴は手術後の緊急対応時にのみにしなければいけない。口から入る食事は人間の基本で、口で咀嚼し、胃で消化し、腸で吸収するこの循環を正常に活動させる事が、回復への王道です。

孤独死

マンションで孤独死が出て、そのまま誰も気が付かずにいると、腐乱し後始末が大変な事になるらしい。孤独死の原因は、脳出血、骨折、自殺など大きな事故が原因となる。この間は貧困のための餓死というのもテレビで放送されていたが悲惨な話だ。

誰にも看取られずに孤独死して行く人が年間2000人以上いるらしい、家族がいる単身者の場合は、見守りシステムを活用して高齢の家族が倒れた場合は、素早く対応し、孤独死を未然に防ぐようにしたい。

太陽と共に生きる

「太陽が昇ると起き、陽の下で野良仕事、日が沈むと眠りに就く」この生活が一番健康で長生きできる秘訣。これを実行するためには、電気のない自給自足の世界に住めば自然と実行できます。

しかし、これを実行すれば子供たちに高齢者の遠隔見守りを強要することになります。

無知では長生きできない

以前、クモ膜下で脳神経外科に入院した時の同室の患者のことです。私は幸運にも一命を取り止め元の体になりましたが、その方は柔道をやっていて非常に体格の良い人でしたが、稽古中に具合が悪くなり氷枕を首筋に巻いて寝てしまい、目覚めた時に足がもつれてしまい、整形外科に入院したという事でした。

整形外科であれこれ2,3か月も治療された挙句、脳神経外科に転院してきました。入院時は一人でトイレで用を足せていたのに、今は巨体で人の世話にならないと用が足せないと夜中に泣いて語ってくれました。

柔道で脳出血を起していたのが本当の原因だったそうです。整形外科で原因不明のまま適当な治療をされ、手遅れになってしまったと言う事でした。最初から脳神経外科に入院していれば、そこまでひどくならなかったと、巨体を揺らして泣いていました。

その大病院は、整形外科に入院すれば整形外科の治療を行い、脳神経外科に同時に受診することはない縦社会の組織であったからこのような事件なったようです。

「自分の病気は自分で判断し、病院と診察科目を間違いなく決める。」間違うと命取りになります。

お医者さんは医療の知識も人格も備えておられるのですが、病院の縦社会や組織構造からくる弊害を打破するような治療を行う人は少ないようです。