フェールアウトの横浜シーサイドライン

2019年6月1日横浜シーサイドラインが逆走して車止めに衝突して14人が重軽傷を負った事故で、システムがフェールセーフでないことが露呈した。

事故原因は「断線」という事だ、Single point failerはどこでも起きる可能性はある。断線でこんな大事故を起こすのは、あらゆる箇所のSingle point failerに対する検討がされていないという事だ。

このようなシステムでは、絶対に走行しない位置のエマージェンシー・リミット・スイッチが作動し、地上設備で供給電源を遮断するロジックが組み込まれているなければいけない。

エマージェンシー・リミット・スイッチは通常は作動しないものなので、二重系にし常に正常/否かを判断する論理まで作らなくてはいけない。

大変お粗末なシステムで非常に危険な乗り物である。

 

1件のコメント

  1. 美藤さんの言う通りだ。機械はいつか壊れる。その時は、フェールセーフで止まらなければならない。平成以降、日本の技術から魂が失われた気がする。

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